7月の聖語
2023年7月
亀鏡なければ我が面をみず
『開目抄』/文永9年(1272)51歳
=人間関係=
あ~、なんだか仕事行きたくないなぁ~、学校行きたくないなぁ~、苦手なあの人の顔見たくないなぁ~。そんな思いを抱くことは誰でもあります。
できればイヤな人、苦手な人からは距離をおきたいですよね。でも人間はお互いかかわり合って生きる生き物なので、「お1人さま」「ぼっち」といわれる「孤独感」が一番心身に良くないのです。ですので、こう考えてみてはどうですか? 自分と接する人はみんな自分自身を写してくれる鏡、時にはあなた自身の不得手な部分を写し出してくれることもあるのだと。いろんな人と接することは「違う自分」「自分の長所・短所」などの再発見につながります。もしかすると自分が苦手としているその人は、大事なことを教えてくれているのかもしれません。あなたの周りにいる人は、良くも悪くも手本を示してくれる人なのです。
日蓮聖人ご遺文
『開目抄』
流罪となった佐渡で著されました。自身のあり方を問い、どう生きるべきかの覚悟が著されています。私たちが今をどう生きたらいいのか。そのヒントが詰まっています。
文永9年(1272)聖寿51歳
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