令和07年10月の聖語

2025年10月

仏教をきわめて仏になり、恩ある人もたすけんと思う

『佐渡御勘気鈔』/文永8年(1271)50歳

=恩ある人を助ける=

「恩ある人」は必ずしも親類知人に限らず、生きとし生けるものすべて、はたまた生き物の生存を可能にしている地球環境まで含まれたものと理解してよいでしょう。
私たちはこの世に生命工学的にいえば250兆分の1の確率でいのちを授かっています。これを単なる偶然と受けとめるか、何か大いなるモノの計らいと受けとめるかでその生き方は大きく異なります。
そう考えると〝私〟や〝すべて〟は、何らかの使命をもらってこの世に生まれてきたと受けとめられます。それをまっとうすることが〝成仏〟です。
したがって「仏教をきわめる」とは「仏となる」ことであり、同時に「恩ある人をたすける」ことが行われます。成仏への道と救済への道とは前後に分離したものではなく、いつも一体となっているのが仏教の本質です。

日蓮聖人ご遺文『佐渡御勘気鈔』

聖人が学問の意義について述べたものです。仏教(法華経)という教えを学んで真理を承知し、それをもって恩ある人びとを救うのだという自らの生きる姿勢を明確に表明されました。

文永8年(1271)50歳

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