令和08年5月の聖語

2026年5月

心の師とはなるとも心を師とせざれ

日蓮聖人ご遺文『兄弟鈔』/文永12年(1275)54歳 ※55歳説もあり

=心の指針となるもの=

「心のおもむくままに…」「本当の自分を大切に…」――素晴らしい言葉です。人生に行き詰まり、生きるのが苦しくなったとき、このような言葉に救われた人も多いでしょう。

しかし一方で、自分の心に翻弄され、「何が本当の自分なのかわからない」と考えてしまうこともあるでしょう。

一体何のために生きているのか、希望も喜びも見いだせなくなってしまったときこそ、私たちには〝心の指針〟が必要です。

コロコロと変わる自分の心を師とするよりも、心を導く指針、すなわち〝心の師〟を持つことが必要なのです。

日蓮聖人はどんなときも、お釈迦さまの真実の教えである『法華経』を心の指針とすることが真の幸せへと至る道だと説いています。人生に迷い、生きることが辛くなったとき、どうか『法華経』の教えに触れてみてください。

 

◎日蓮聖人ご遺文『兄弟鈔』

池上宗仲・宗長兄弟、それぞれの夫人に宛てたお手紙。信仰を異にする父は兄の宗仲を2度勘当しますが、日蓮聖人は真の孝養は法華経の信仰にありと兄弟を励まし、父もやがて法華経信仰に入ることになります。

文永12年(1275)54歳 ※55歳説もあり


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